新年度になり弊社でも異動の時期となった。
入社以来製造現場に所属(職場の異動は半年〜一年ごとにあった)していたが、この度事務方への異動が内示された。(実際の移動は少し先)
入社した時点で将来的に事務方に異動する話は聞かされていたが、大卒で入社後何年経っても事務方に異動しない人(入社以来約10年ぐらい製造現場?)の存在を知っていたので、確実に、そして出来るだけ早期に異動が叶うよう、知恵を絞って努力してきたきた成果のように思う。
一年目、所属する職場の上長とやり取りする「実習週報」なるもの(A4裏表で、その週にやったこと、疑問に思ったこと、相談したいことなどを表面に書き、上長がそれに返答するコミュニケーションシートのようなもの)が一年間課されていた。
最初のうちはそれこそやったこと、そしてそれにどう感じたか、を書くだけであったが、ひと月書いているうちに「週報」の内容が直属の上長以外(部長、課長、工場長クラス)にも知られていることが判明した。
何故、上長以外の上級の管理職の方まで知っているのか、まそれを考えた。
「何をやった」かは、上長に聞けば分かる話である。ともすれば、「目の前の事象に対して何を考えて、何を実行したか。(そして最終的にどう評価したか)」という思考面や、仕事を行うにあたっての思想面を知りたいのではないか、という結論に至り、それらを重視して週報を書いた。
二年目、職場での作業以外にもすることが増えた。具体的には総務の手伝いである。
総務の手伝いでは会社説明会で実際にプレゼンしたり、また社内報の作成に従事した。社内報で紛いなりにも文章が書けることをアピールした。
三年目、組合の委員(職場の代表)に選出された。これ自体は会社とそこまで直接的に関係のある話ではないが、組合の幹部クラスが上長の上長クラス(職長、係長、課長補佐)であったため、良いアピールの機会と捉えて、積極的に自分の考えを伝えるようにした。
また、事務方で働く上で自動車も必須だろうと考えて、免許を取得し自動車も購入した。
入社二年目で入社したての後輩が現場作業も足早に事務方(自分とは別の場所)に異動することが決まって少し落ち込んだり、三年目の節目を前に異動があるという話ががなくなって酷く落ち込んだときもあったが、腐らずにやってこれた。
全てが全て自分の思い通りになったとは思わないが、自分の能力をアピールする、そしてそれを認めてもらう、ということを入社以来3年に渡って常に行ってきたことが、今回の異動に繋がったと思っている。
今までは上長ほかに対して事務方で活躍出来そうな能力をアピールするだけでよかった。だが、今度からはその期待に対して結果で示していかなければならない。
頑張ろう。
■追伸
後輩に関西学院大の人が入ってくるらしいので、少し頑張らないとなぁと感じている今日このごろ。
三年も時間があったのに、取得した資格が自動車免許だけ。これでは後輩が事務方に移ってきたときに劣後してしまう恐れがあるので、業務上必要な資格や知識を勉強して習得していきたい。