2023年08月17日

コミックマーケット(C102)参加紀行

2023年8月13日、コミックマーケット102(C102)の2日目にサークルとして参加する。その小レポート。

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きっかけ
今年の目標を考えた時に、「久しぶりにコミケに行きたい、できればサークル側として参加して、好きを表現したい」との思いから、何か本を出せないか考えた所、岡山県の8番らーめん全店舗巡ったし、それを本にすれば良いのではないか、と考え、それで参加申し込みをする。


前日(1日目。8月12日)
テンプレ作って文章も書いてあるし、流し込めばすぐ終わるやろうと高をくくっていたら、完成は帝都に出発する朝のことであった。そして実際に本の形にして確認できたのは姫路駅で印刷して、その場で綴じてからであった。

コミケ1日目に一般参加すべく帝都に向かったが、入場に際してチケット(またはリストバンド)の購入が必須であったが、コロナ禍前の認識でいたため買っていなかった。そのことを新横浜駅に停車する10分前ぐらいに気づき、急遽ビッグサイトに行くのを断念し、当初14日に予定するも台風の影響で断念していた『迷えるシンガー』の舞台探訪をしに、まずは三崎へマグロを食べに行くことにした。


この記事が詳しい。

宿のある辻堂到着後、表紙に関して思うところがあったので作り直し、近くのセブンイレブンで最終的に出力した。
徹夜明け、かつ炎天下の中移動したせいで疲れており、ビックカメラ藤沢店など、藤沢駅周辺に行かなかったがこれが間違いであった。今回の遠征で最大の心残り。


当日(2日目。13日)
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1時間20分ぐらいかけて辻堂からビッグサイトに向かう。
グリーン車に乗っての移動だったので快適であった。

なおバカなので大崎に行くつもりで乗っていたのに、列車は新宿方面には行かずに東京方面へと入ってしまった。
新橋でゆりかもめに乗り換えて、無事サークル入場刻限内(9時5分頃)に到着。

焦った。

会場到着後、自スペースでガッチャンガッチャン慎ましく自家製本を行う。

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〈設営完了〉

一斉点検!サーチ&マーチを聞き、コミケに来たことを再確認。
そして、コミケが始まる。

開始一時間ぐらい、見本も手に取っていただけない時間が続き、開始一時間でこれなら残りの時間についてはさもありなん……と、少しナイーブな気持ちになっていたが、1時間ぐらい経ってからポツポツとお手に取っていただける方が増え、閉幕までに『岡山の8番』は16部、『青ブタの名字』は2部、計18部頒布出来た。

以下、時間別の頒布状況。

開始10時30分
〜1時間 1部
〜2時間 6部(1部)
〜3時間 2部
〜4時間 2部(1部)
〜5時間 4部
時間不明 1部
※カッコ内は青ブタ本

以前の参加時、ユーフォで出ていたときは、頒布のピークは開始直後であり、以降は頒布部数は時間に比例するように減るのが普通であった。
しかし、今回は別のジャンル(評論情報)であったのか、あるいはコロナ禍での時間を区切っての入場管理をしているからなのか、頒布する時間はほぼ無差別であり、12時前後と15時前後の二度のピークがあった。これは新しい体験であった。


コミケ後
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ダイバーシティに用があったので徒歩で夢の大橋を渡って向かう。
用を済ませた後、りんかい線とゆりかもめは混雑を極めていそうであったので、東京テレポート駅前から出ているバスで大井町駅に抜けて渋谷に向かう。

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〈子供からTwitterを奪う母親の像@大井町駅前〉

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〈ニジガクの等身大パネル@大井町駅〉

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〈白身魚展〉

渋谷に向かったのは、白身魚さんの個展が(渋谷スクランブルスクエアほか)開かれていたからであった。
1つ欲しい複製画があるのだが、今も非常に悩んでいる。

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〈スクランブル交差点〉

渋谷といえば、東京といえばのスポットの一つ。


戦利品(翌日、メロブでの購入含む)
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藤原々々『Summer in sight.』ころころころんぴ,2023.
ゼンノロブロイを中心にしたウマ娘本。
表紙が良い。何度か書いているとお思うが、藤原々々さんが描く青色を基調とした涼し気な画がとても好き。

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結崎拓海『マンガ アニガサキ!!!!』結崎,2023.
姫乃さんが不憫可愛い。何時か報われて欲しい。

じゃこ『キミのせい!』ちりめんじゃこ,2023.
巻末の双葉に笑った。


反省会・打ち上げ
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帰兵した翌日、明石駅前のお好み焼き屋で打ち上げ兼反省会。
評論情報というジャンルだからなのか、入場規制(管理)下のコミケだからなのか、すこし断定が出来かねるが、評論情報では頒布する時間にバラツキが有ることがわかった。
14時に早期撤撤収するのは勿体ないので、今後、このジャンルで出すときは最後までいようと思う。

冬コミ、出すとすれば愛知の8番にも巡って「北陸以外の8番」という形にして、コピ本ではなく製本して出すかな。
あとは、青ブタのSA本(西日本方面)

以上。
タグ:同人 東京
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2023年08月15日

『迷えるシンガー』の舞台探訪 〜広川卯月(づっきー)の痕跡を求めて〜 青ブタ聖地巡礼記その3

8月12日、青ブタ10巻『迷えるシンガー』(一部最新刊の『サンタクロース』及び『ぼっち・ざ・ろっく!』、『TARITARI』)の舞台を探訪(聖地を巡礼)しに金沢八景と八景島、三崎口に行く。

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〈10巻のクリアファイル・ゲのマのズ〉

もともとは、コミケ(C102)1日目に一般参加するつもりであったが、コロナ禍前の(規制がなければ)自由に入場できる感覚で東京へ向かっていたら、途中で入場に際してリストバンド(チケット)の購入が必要と知る。
このまま行くと午後入場のチケットを購入後、14時ぐらいの入場になりそうであったので、急遽新横浜で下車し、京急線で三崎口を目指すことにした。

『迷えるシンガー』のあとがきにて、三崎口に向かう際は「三崎マグロきっぷ」なるお得なきっぷがあると、作者の鴨志田一さんが案内していたが、盆の期間は(券売機では発売)対象外だったため、普通にICのカードで乗車した。


三崎マグロ駅(三崎口駅)
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「駅の看板に目を向ける。『三崎口』ではなく『三崎マグ口』になっているほどマグロ押しだ。」10巻,p.189.

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「夜は飲み屋で、昼は定食をメインにしている居酒屋だ。」10巻,p189.

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「咲太と卯月は三色マグロ丼を注文した。」10巻,p189.

なお、作中においては味噌汁と小鉢付きのセットが「1300円」(10巻,p189)となっていますが、訪問時は1650円でした。
とても美味しかった。あおさを使った味噌汁も美味しかった。

づっきーよろしく駅前の観光案内所にてレンタサイクルを借りて、三浦半島を自転車で回ってみようと思ったが、当日は猛暑であったためあえなく断念。
三浦大根の畑は今度見に行くことにする。

マグロ丼を食べて満足したので横浜市立大学のある金沢八景に向かう。
なお、作中ではこのあと武道館に向かっている。


金沢八景(市大→瀬戸神社・琵琶島神社→ステージのようなベンチ)
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「改札を出て駅の西側に繋がる階段を下りていく。」10巻,p.148.

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〈正門への道中〉

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「そんな話をしながら正門を通り抜ける。」10巻,p.152.

横浜市立大学金沢八景キャンパス。

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〈構内図〉
赤城さんが勧誘をしていたのはどの辺なのかなぁ、いつかよこいち丼を食べに来たいなと思いつつ大学前を後にする。
グーグルマップで構内を確認すると、イチョウ並木のメインストリートを脇にそれた先、生協前に掲示板があり、実際ボランティアの募集をしていた。)

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正門前の開かずの踏切(すぐ閉まる踏切。徒歩での横断がかなり難しい)を抜けると瀬戸神社へ。

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〈瀬戸神社〉
この瀬戸神社の前に、『ぼっち・ざ・ろっく!』で後藤ひとりと廣井きくりが出会った琵琶島神社がある。なお、ローソンは閉店しており、店舗の解体が進み、ほぼ更地になっていた。

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この琵琶島神社は2023年8月現在最新刊である青ブタ13巻『サンタクロース』にも登場している。

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「海の上に真っ直ぐ伸びる参道。突然現れた鳥居が咲太を出迎える。……(中略)……島には琵琶島神社の社殿があるだけ。」13巻,p.130.

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〈金沢八景のひとつ・瀬戸の秋月〉
いうほど八景かな?

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その後、シーサイドライン高架下のステージのようなベンチへ。

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ひとりときくりが野外ライブを行い、ファン1号、2号さんと出会った場所。
目の間はアパートなので、実際に野外ライブを行うと確実に通報されると思われる。

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ぼざろの舞台も見れて満足したので、シーサイドラインで八景島に向かう。


八景島
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「八景島に上陸した。」10巻,p.255.

八景島を周回するバスもあったのだが、原作に習って歩いて広場(イベント広場)へと向かう。

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「巨大なジェットコースターのレーンを見上げながら歩いていると」10巻,p.255.

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「海に面した広場があって、多くの人が集まっていた。ライブステージが組まれ」10巻,p.255.

ジェットコースターを抜けると、野外ライブで2,3000人は収容出来そうな広場がそこにはあった。
ここでライブをやったんだと思っていると、スイートバレットが歌う『BABY!』や、『SWEET BULLET』のイントロ・アウトロが聞こえてくるとともに、豊浜のどかのダンスが見えたり中郷蘭子のMCが聞こえてたりした。

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〈ステージ上より〉

ステージの上から豊浜のどかたちは、客席側にいる(恐らく視認している)広川卯月に対して何を思いながらパフォーマンスをみせていたのか。そして、づっきーは何を思ってソロパートを歌い、ラストのサビを歌い上げたのだろうか。


鎌倉→七里ヶ浜
八景島を後にすると、金沢八景から鎌倉までバスで移動。
鎌倉駅では「TARITARI」の小夏が歌の練習をしていた時計台(江ノ電側にある)を見る事ができた。

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〈時計台〉

江ノ電で七里ヶ浜に向かおうとするも超大混雑。七里ヶ浜までの乗車を諦めて一つ前の稲村ヶ崎で降り、炎天下の下、海岸の道を進む。

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〈稲村ヶ崎〉

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〈自販機におでかけシスターの広告・麻衣さん〉

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〈七里もない七里ガ浜〉

12日は台風7号が日本列島に向けて北上・接近しており、波は高かったが、その波を求めて多くのサーファーが来ていた。
それを見学しに来ているのか観光客の姿も多くいた。


テラスモール湘南(辻堂)
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満員電車に疲労困憊になりながら、宿のある辻堂に到着。

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『おでかけシスター』でスイートバレットがライブをしたテラスモール湘南を約3年半ぶりに見る。
前回来訪時はステージに囲いはしていなかったが、今回来訪時にはチェーンで囲いがしてあり、上れないようになっていた。

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〈案内板〉

イベントステージって書いてないな。


ダイバーシティ東京

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13日、コミケ閉幕後、夢の大橋を渡ってダイバーシティ東京に向かう。

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「正面に巨大な商業施設が見えてくる。入り口の広場には、全長20メートルはありそうなロボットが立っていて」10巻,p.226.

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「ロボットの奥に見えていたライブ会場の入り口」10巻,p.226.

ダイバーシティ内にライブ会場「Zeppダイバーシティ東京」があり、そこでライブをやっていたものと思われる。

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13日は雨が降ったり止んだりで、虹も見られた。



今回の訪問順は、三崎口→金沢八景→八景島→お台場という順路であったが、作中(『迷えるシンガー』)の流れでいえば金沢八景→三崎口→(武道館)→お台場→八景島であるので念のため。

以上。



追伸

三崎へマグロ丼を食べに行くのは巡礼関係なく普通に良かったので、『迷えるシンガー』を片手に観光してきて欲しい。

当初、14日まで滞在予定であり14日に行こうとしていた。だが台風接近により13日までに日程を短縮しており、行くのをパスする予定であった。が、先述の理由で急遽行くことになり、絶好すぎる天候に恵まれとても良い訪問となった。

最終的に「結果オーライだよ!」とのづっきーの溌剌とした元気な声が聞こえた、そんな舞台探訪(聖地巡礼)であった。



参考文献
10巻.鴨志田一『青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない』KADOKAWA,2020.
13巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』KADOKAWA,2023.
posted by ふおん at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記

2023年08月08日

響け!ユーフォニアムのアンコン編映画を見てきた。 #ユーフォ_アンコン感想

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7日雨のち曇り。有給を取得して、三宮のキノシネマ神戸国際へユーフォアンコン編の映画を観に行く。


感想(3年生編のネタバレ含む)
冒頭、オーメンズ・オブ・ラブが流れて最・THE・高になった。いきなり楽しくさせてくるのは反則だと思う。応援上映ならぬ手拍子上映があったらぜひ参加したい。しんみり?するシーンで手拍子が小さくなったり、最後手拍子して良いのかよくわからないところで、ぐたってしまったりするところを劇場で再現したい。

劇場の音響で聴く吹奏楽は良いね。生の吹奏楽はもっと良いけど。
1期、2期のセルフオマージュだよなぁ、というシーンがいくつかあり、そのシーンが思い浮かんできて2度美味しかった。
ハンカチ、ユーフォくんキーホルダーがさり気なく登場しており、販促に余念がなかった。
高坂麗奈の左右に揺れる後ろ髪、腰つき等大変セクシーでした。
久石奏嬢がいちいち可愛い。シュッシュッとボクシングのパンチをを食らわす動作なに?かわヨ。
EDの手前でアンサンブルメンバーの集合写真が流れたが、実際の吹奏楽部定期演奏会のプログラムに掲載されているようなもので、凄く良かった。堺万紗子さんがアイドルしてた。
と同時に、1期最終話のEDみたいにエンドロールと同時にしなかったのは何故なのだろうと思った。尺稼ぎ、ではなくスクリーンいっぱいに彼・彼女たちの姿を見せたい、という制作側の視聴者に対するサービスと受け取っておく。粋だねぇ、いなせだねぇ。

原作のアンコン編で3年生(南中の4人)が登場していた記憶がない(だけかもしれないけど)中で映画では登場していたり、上記の部員(メンバー)写真の見せ方であったり、今回は特に既存のファン向け映画ということを強く感じた。優子先輩と夏希先輩の喧嘩?シーン(わざわざギャラリーまで追加してる)や、職員室での高坂麗奈の表情等、そういえばそうだったよねと関係性を再確認するような部分含めて。

英雄的なシンバル(EPIC CYMBAL)でお馴染みの井上順菜さんが活躍していて感動した。そんな声(喋り方)だったんだ。専任のCVが付いているだろうとエンドロールを心待ちにしていたが、何故かそこには名前がなかった……。原作の3年生編では大阪市立大学に進学希望を発言しているぐらいしか記憶にないので、仕方ない気もする。
対象的につばめさんにはしっかりCVがついていて、3年生編でしっかりストーリーの絡んでくるだけある。

その他としては1年生の名前と声がすっかり忘れており、特に2期を見返す必要があると感じた。原作も読み返さないと。

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<劇場限定版のレコードジャケット風サントラ>

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でかい。置き場所に苦労している。
3枚組のCDのうち、DISC1に収録されているオーメンズ・オブ・ラブは大変楽しい。手拍子を打ちながら聴いている。
久美子らチーム高坂の打管八重奏で演奏していた「フロンロライン〜青春の響き〜」も良い。
DISC3には1期(2期も?)のサントラに収録されていた曲のウィンドオーケストラアレンジが収録されており、これが素晴らしい。吹奏楽アレンジを聴いてみたかった自分にとってはこれ以上ないものであった。

サントラに関しては通常版もあるので、大きくて置き場所に困る人は普通のが良い方はそっちを買ったほうが良いかもしれない(劇場版が約8000円にたいして4000円ちょいぐらいで安いし…)。劇場版と通常版の違いは、レコードの形状ぐらいしかないのではないか?



追伸

個人的にはユーフォ世界と吹奏楽を楽しめて大変良かった。3期に向けてユーフォ分をチャージできたのではないかと思う。
映画視聴後、CDをぱっと買えるようになったのは、社会人になったおかげだと思う。学生時分では無理だったな。

一点だけ言うとすれば、劇場パンフとフォトブック、メンバーカードセットを入手できなかったのが残念でならない……
posted by ふおん at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想・随筆