2019年04月30日

「北陸での就活における競合相手と若干の希望?」 ふおんの就活記その7

GW中は就活に関連するイベントは特に無いので、バイトのち最終選考まですすんだ企業に関する研究。
研究中、もしかしたら存在するかもしれない競合相手に関する情報を調べてみると、思いの外いないではないかという知見を得る。

どのレベルの大学、学部・学科であれ、北陸で就活する際の最有力かつ無視することができない競合相手は金沢大学(の学生)であるが、金沢大学が発表している進路データ(H29年度卒業生において、ほか)によると、
法だと1学年約180名のうち60%が公務員もしくは院進であり、民間企業への就職は35%程度。経済だと法と逆転して、1学年190名のうち公務員・院進が40%弱、民間就職が60%弱という結果となる。
また、就職者にしめる就職地は、法だと149名中77名の50%強、経済だと169名中101名の60%が、公務員就職含めて北陸で就職している。
法・経済あわせて北陸への就職が60%もなく、またその多くが地方公務員(あるいは国家公務員の一般職)であることを考えてその半分程度とすると、北陸で民間就職する学生は30%弱、法・経済の就職者308名中80-90名程度しかいない計算になる。
また、業種にも偏りがあり、金融・保険・証券、通信(おそらく放送・マスコミ)が中心であり、製造関係は非常に少ない模様である。
これらを勘案すると、北陸における、少なくとも製造業の事務系総合職においては金大はそこまで有力な競合相手ではない、のかもしれない。もちろん、事務系は理系も、学科不問で募集しているので、数学が強い理系出身者も考慮すべきなもしれないが、事務系においても法務や経理などのある程度の知識を必要とする総務関連は、金大という存在にそこまで危惧するほどでもないのかもしれない。



■追伸

U・Iターン組は想像つかない。
ただ、国立大で縛れば、難関10大学に進んだ文系のうち戻ってかつ民間就職する人間なんてたかがしれてる。
金大よりもかえって人数が多く地理的にも近い同志社や立命館あたりが有力な競合相手かも。経済・経営なら福井県立大もそうかも知れないけど法はない。福井大は教育学部(のゼロ免課程って今言うの?)に若干の社会科学系統が存在するだけ。
北陸において弊学の競合相手はいそうでいない、のかも?蜃気楼のようである。

説明会の際にコミュニケーションシートにかかれた自分の学科を見て、「○○興味ない?」と言っていたのは、恐らく、この水準・程度の大学で所属学科の勉強をした人間がいないからなんだろうね。
企業の出身大学や高卒の採用校を見る限りでは、どうやら地縁を大切にしている企業らしいので、すくなくとも出身地で縁のあり、かつピンポイントで欲しい(?)学科の人間のようなので、競合相手の心配がそこまでないし、面接さえちゃんとすれば最終選考通るのではと、ちょっと一安心したというお話。油断は禁物だけども。


・参考資料
金沢大学人間社会学域経済学類『卒業後の進路について』
http://econ.w3.kanazawa-u.ac.jp/career/index.html(2019.04.30 最終アクセス)
金沢大学『平成29年度卒業者(就職者)の所属別勤務地【学士】』
金沢大学『平成29年度卒業者(就職者)の所属別勤務地【学士】』
タグ:大学 就活
posted by ふおん at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 記録
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185930344

この記事へのトラックバック