2023年11月13日

ふおんの資格受験記その2「統計検定3級を再受験し、無事受かる。」

12日、神戸市は三宮のテストセンターにて、先々週落ちていた統計検定3級を再受験し、無事合格を果たした。

20231112_統計検定3級合格.png

今後は基本情報の取得を目指しつつ、高校数学を復習しながら2級の取得を目指す見込み。

以下、再試験記。



再受験(合格)への道
前回の受験時、あと1,2問というところで落ちてしまっていた。

得点の内訳を見ると、
1.データの種類・標本調査など……84%
2.データの代表値・散らばり………64%
3.確率・確率分布・統計的な推測…26%
というそれぞれの得点で、総合的な評価得点は61であった。
確率や統計的な推測を半ば無視しても、前2つをそれぞれ8割取れれば十分合格出来るとわかったため、『チャート式 数学1A』を用いて理解が出来ていなかった分散について(またついでに確率、統計的な推測(の考え方)等も)勉強した。

また、前回の試験では一部の問題に時間をかけすぎて時間が間に合わず、まともに回答出来なかった部分もあったため、問題に慣れるという意味で公式の問題集(5回分ある方)を追加に購入し、試験時間(1時間)内に解くということを練習した。

2週間という時間がありながら、平日はスキマ時間で勉強するけど土日はあまりしなかったため、正直受かる気はしなかったが、前回の経験上、統計的な推測は捨てても(回答の優先順位を最後にしても)受かることはわかっていたため、確率を含めて後回しにし、40分で一通りの問題を見ることに成功。余った時間で再考が必要な問題や捨て問に挑み、無事合格を得た。


統計3級の学習に使ったもの
・小島寛之『完全独習 統計学入門』ダイヤモンド社,2006.
一番最初に読んだ時とてもわかりやすかった。章末問題もスラスラ解けて、統計ってこんなに簡単なんだとさえ思えた。でも分かった気になっただけだった。本自体は悪くないとおもうので、読んだらすぐに次の統計の本に移ったほうが良い。

・日本統計学会編『改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析』東京図書,2020.
小島『統計学入門』の次に読むと、本文の内容と章末問題に冷や水を浴びせられる。多分、章末問題のレベルは検定の問題には出てこない。が、出来るようになると3級より先で役に立ってくるのだと思う。

・日本統計学会編『日本統計学会公式認定 統計検定3級・4級 公式問題集[CBT対応版]』実務教育出版,2023.
上記『データの分析』を解いた後にこれの問題集を解くと、あまりの難易度の違いに驚く。こんな簡単でいいんだ、と錯覚し油断する。個人的にはこっちより後述の5回分問題集の方が為になった。
なお、CBTに対応した例題(確率・統計的な推測)は数多く含まれているが、過去問自体は半分程度しかない。

・日本統計学会編『日本統計学会公式認定 統計検定3級・4級 公式問題集[2018〜2021年]』実務教育出版,2023.
2018年から2021年までに開催された統計検定(紙及びCBT)の過去問集。CBTの例題も若干含まれている他、CBT版の過去問もまるまる1回分含まれている。
最初から、確率や統計的な推測を捨てる(残りを8,9割取る)つもりで受験するならこちらだけで良い。

・溝渕・谷崎『統計学』ミネルヴァ書房,2021.
IMG01148_HDR.jpg

ふくろうの挿絵がとても可愛らしい。
内容的には小島『統計学入門』よりもしっくり来た。部分部分断片で理解(覚えたいた)していたものをこの本で再構築出来た。個人的には統計検定を受けるにあたってトップクラスに役立った。章末問題もあるので学習の確認も出来るが答えがついていないのが難点。

・チャート研究所(編集)『新課程 チャート式基礎からの数学I+A』数研出版,2022.
主にデータの散らばり(分散)の部分(第5章)。数Bにも統計に関する分野(統計的な推測、母平均・母比率等)があるが、合格死体だけなら手を出さなくても良いかな。

・アイリーン著,ボリン編『マンガ 統計学入門―学びたい人のための最短コース』講談社,2010.
ブルーバックスの本。統計検定そのものには関係ないけど、統計に関すること(歴史的経緯)が網羅されている。マンガと銘打っっているがマンガではなく、劇画調のイラスト。アクの強いイラストに面を喰らうこと請け合いだが、時期になれる。
本当にマンガで統計学を学びたなら、滝川好夫『マンガでわかる統計学入門』新星出版社,2014.などがある。



■追伸

これでようやく横浜市大統計科学部(青ブタ作中の名称。現実ではデータサイエンス学部)に入学したづっきーに一つ近づけました。

いつその水準に達するかわからないまま、合格できる水準になるまでうだうだ先延ばしして試験を受けるよりも、とりあえず期限を設定して期限内の学習で間に合いそうになくても受けて、試験の感触を確かめることが大切だと学んだ。

基本情報は多分1、2回は落ちるだろうが威力偵察のつもりで12月中に一度受験して、翌1月〜3月の間に合格をつかみ取りたい。
posted by ふおん at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190649684

この記事へのトラックバック