週末、ランドセルガールの映画を観てきたので、その雑多な感想。
(一部重大なネタバレ含む)
「ランドセルガール」自体の感想は原作を読んだ時と変わりがないので省略。
一つだけ取り上げるとすれば、これまで。何故「夢を見ない」なのだろうか不思議に思っていたが、梓川咲太にとって今まで体験してきた、見てきた“夢”(=思春期症候群)は悪夢で間違いないのだろうけど、それを経験することによって得てきたものまでは否定出来ない、したくないから「見ない」なのだろう、と。
映画の感想を一言で言い表すならば、「いつか家庭を持ちたい、持てるようになりたい」。
観終わった後、暖かな気持ちになる作品だった。最初に観た金曜日は冷たい風が吹き付けるような日であったが、終わって外に出るとポカポカしており、身も心も温まった。
前作「おでかけシスター」を観た時に、梓川夫妻(桜島夫妻)のお話だ、と感じていたが、今作も夫婦感に溢れる作品で、二人で幸せになって欲しいと強く感じた。
麻衣さん、今作も綺麗でした。咲太の部屋のシーンで描かれる横顔が素敵。
アニメを見ていたときはそこまで感じていなかったが、なんか映画を見るのを重ねていくにつれて、麻衣さんの魅力に引き寄せられている。これは国民的女優。
赤城郁美さんがどストライクだった。圧倒的なメガネ美人。下校中、咲太から逃げるようにトテトテと踏切から七里ガ浜駅に向かうシーンが、今作のハイライトと言っても過言ではない。
スイートバレットのライブが描かれていなかったので、づっきーの出番は宜なるかな。
まぁ、大学生編やるしええか!
物販ほか
〈パンフレット(豪華版)〉
ドラマCDがついている。
〈クリアファイル〉
〈ハンドタオル〉
実用性があるので購入。
「婚姻届」や「梓川母ノート」、「咲太の手紙」も物販されるかと思ったがなかった。
おでかけシスターのサントラを聴いて
〈おでかけシスターの円盤〉
「おでかけシスター」を観終えた時、映画の中で流れた「ミューズになっちゃう」と「オトメノート」を準備したんだろうなと思った。実際に、大学生編の制作が決定したのでその通りになったわけであるが、この2曲を聴いた限りでは原作中の記述(具体的には作中終盤の八景島のライブシーン)を考えると、これで終わりではなく、まだ曲が出てきそうな気がした。
ソロを歌い上げるシーンは既存の4曲(先述の2曲と「SweetBulet」と「BABY!」)では無理なのではないかな。
■追伸
映画全体を通して、家族って良いなぁ、いつか自分も持つことが出来たら良いな、と思ったり、梓川母とのシーンには涙なしにはいられなかった。家族(家庭)というものにとても強い憧憬の念を抱いた。
だけどそれは、自分が母親という存在をほとんど知らないまま学生時代過ごしてきたからなのだろうか、とも感じた。(小学校の前に死別してるため)実母から弁当を手渡される経験は一度もなかったし、高校生の時に会話することもなかったので、無いものをねだるような行為として欲しているのではないか。
家庭を持ちたいという感情は、本心からなのか、それともそうでないのか。作品とは関係の無い部分で少し思うところがあった。