8月12日、青ブタ10巻『迷えるシンガー』(一部最新刊の『サンタクロース』及び『ぼっち・ざ・ろっく!』、『TARITARI』)の舞台を探訪(聖地を巡礼)しに金沢八景と八景島、三崎口に行く。
〈10巻のクリアファイル・ゲのマのズ〉
もともとは、コミケ(C102)1日目に一般参加するつもりであったが、コロナ禍前の(規制がなければ)自由に入場できる感覚で東京へ向かっていたら、途中で入場に際してリストバンド(チケット)の購入が必要と知る。
このまま行くと午後入場のチケットを購入後、14時ぐらいの入場になりそうであったので、急遽新横浜で下車し、京急線で三崎口を目指すことにした。
『迷えるシンガー』のあとがきにて、三崎口に向かう際は「三崎マグロきっぷ」なるお得なきっぷがあると、作者の鴨志田一さんが案内していたが、盆の期間は(券売機では発売)対象外だったため、普通にICのカードで乗車した。
三崎マグロ駅(三崎口駅)
「駅の看板に目を向ける。『三崎口』ではなく『三崎マグ口』になっているほどマグロ押しだ。」10巻,p.189.
「夜は飲み屋で、昼は定食をメインにしている居酒屋だ。」10巻,p189.
「咲太と卯月は三色マグロ丼を注文した。」10巻,p189.
なお、作中においては味噌汁と小鉢付きのセットが「1300円」(10巻,p189)となっていますが、訪問時は1650円でした。
とても美味しかった。あおさを使った味噌汁も美味しかった。
づっきーよろしく駅前の観光案内所にてレンタサイクルを借りて、三浦半島を自転車で回ってみようと思ったが、当日は猛暑であったためあえなく断念。
三浦大根の畑は今度見に行くことにする。
マグロ丼を食べて満足したので横浜市立大学のある金沢八景に向かう。
なお、作中ではこのあと武道館に向かっている。
金沢八景(市大→瀬戸神社・琵琶島神社→ステージのようなベンチ)
「改札を出て駅の西側に繋がる階段を下りていく。」10巻,p.148.
〈正門への道中〉
「そんな話をしながら正門を通り抜ける。」10巻,p.152.
横浜市立大学金沢八景キャンパス。
〈構内図〉
赤城さんが勧誘をしていたのはどの辺なのかなぁ、いつかよこいち丼を食べに来たいなと思いつつ大学前を後にする。
(
グーグルマップで構内を確認すると、イチョウ並木のメインストリートを脇にそれた先、生協前に掲示板があり、実際ボランティアの募集をしていた。)
正門前の開かずの踏切(すぐ閉まる踏切。徒歩での横断がかなり難しい)を抜けると瀬戸神社へ。
〈瀬戸神社〉
この瀬戸神社の前に、『ぼっち・ざ・ろっく!』で後藤ひとりと廣井きくりが出会った琵琶島神社がある。なお、ローソンは閉店しており、店舗の解体が進み、ほぼ更地になっていた。
この琵琶島神社は2023年8月現在最新刊である青ブタ13巻『サンタクロース』にも登場している。
「海の上に真っ直ぐ伸びる参道。突然現れた鳥居が咲太を出迎える。……(中略)……島には琵琶島神社の社殿があるだけ。」13巻,p.130.
〈金沢八景のひとつ・瀬戸の秋月〉
いうほど八景かな?
その後、シーサイドライン高架下のステージのようなベンチへ。
ひとりときくりが野外ライブを行い、ファン1号、2号さんと出会った場所。
目の間はアパートなので、実際に野外ライブを行うと確実に通報されると思われる。
ぼざろの舞台も見れて満足したので、シーサイドラインで八景島に向かう。
八景島
「八景島に上陸した。」10巻,p.255.
八景島を周回するバスもあったのだが、原作に習って歩いて広場(イベント広場)へと向かう。
「巨大なジェットコースターのレーンを見上げながら歩いていると」10巻,p.255.
「海に面した広場があって、多くの人が集まっていた。ライブステージが組まれ」10巻,p.255.
ジェットコースターを抜けると、野外ライブで2,3000人は収容出来そうな広場がそこにはあった。
ここでライブをやったんだと思っていると、スイートバレットが歌う『BABY!』や、『SWEET BULLET』のイントロ・アウトロが聞こえてくるとともに、豊浜のどかのダンスが見えたり中郷蘭子のMCが聞こえてたりした。
〈ステージ上より〉
ステージの上から豊浜のどかたちは、客席側にいる(恐らく視認している)広川卯月に対して何を思いながらパフォーマンスをみせていたのか。そして、づっきーは何を思ってソロパートを歌い、ラストのサビを歌い上げたのだろうか。
鎌倉→七里ヶ浜
八景島を後にすると、金沢八景から鎌倉までバスで移動。
鎌倉駅では「TARITARI」の小夏が歌の練習をしていた時計台(江ノ電側にある)を見る事ができた。
〈時計台〉
江ノ電で七里ヶ浜に向かおうとするも超大混雑。七里ヶ浜までの乗車を諦めて一つ前の稲村ヶ崎で降り、炎天下の下、海岸の道を進む。
〈稲村ヶ崎〉
〈自販機におでかけシスターの広告・麻衣さん〉
〈七里もない七里ガ浜〉
12日は台風7号が日本列島に向けて北上・接近しており、波は高かったが、その波を求めて多くのサーファーが来ていた。
それを見学しに来ているのか観光客の姿も多くいた。
テラスモール湘南(辻堂)
満員電車に疲労困憊になりながら、宿のある辻堂に到着。
『おでかけシスター』でスイートバレットがライブをしたテラスモール湘南を約3年半ぶりに見る。
前回来訪時はステージに囲いはしていなかったが、今回来訪時にはチェーンで囲いがしてあり、上れないようになっていた。
〈案内板〉
イベントステージって書いてないな。
ダイバーシティ東京
13日、コミケ閉幕後、夢の大橋を渡ってダイバーシティ東京に向かう。
「正面に巨大な商業施設が見えてくる。入り口の広場には、全長20メートルはありそうなロボットが立っていて」10巻,p.226.
「ロボットの奥に見えていたライブ会場の入り口」10巻,p.226.
ダイバーシティ内にライブ会場「Zeppダイバーシティ東京」があり、そこでライブをやっていたものと思われる。
13日は雨が降ったり止んだりで、虹も見られた。
今回の訪問順は、三崎口→金沢八景→八景島→お台場という順路であったが、作中(『迷えるシンガー』)の流れでいえば金沢八景→三崎口→(武道館)→お台場→八景島であるので念のため。
以上。
追伸
三崎へマグロ丼を食べに行くのは巡礼関係なく普通に良かったので、『迷えるシンガー』を片手に観光してきて欲しい。
当初、14日まで滞在予定であり14日に行こうとしていた。だが台風接近により13日までに日程を短縮しており、行くのをパスする予定であった。が、先述の理由で急遽行くことになり、絶好すぎる天候に恵まれとても良い訪問となった。
最終的に「結果オーライだよ!」とのづっきーの溌剌とした元気な声が聞こえた、そんな舞台探訪(聖地巡礼)であった。
参考文献
10巻.鴨志田一『青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない』KADOKAWA,2020.
13巻.鴨志田一『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』KADOKAWA,2023.